歯周病治療のポイント

「歯周病」とは、歯を支える歯周組織に起こる病気の総称のことをいいます。そして、段階によって病名が変わります。

まず、歯肉に炎症が起こっている段階は「歯肉炎」と呼ばれます。歯肉炎が進行し、歯を支える歯槽骨まで炎症が及ぶと「歯周炎」と呼ばれるようになります。言い換えると、歯肉炎と歯周炎の病名の違いは、歯周病の進行度の違いと同じ意味だととらえて差し支えありません。初期の歯周病であれば歯肉炎、進んだ歯周病が歯周炎です。

歯科医院に行った時、歯肉炎と診断されたからといってまだ初期の状態だと安心してはいかないと思います。なぜなら、逆に言えば治療しなければ歯周炎に進行してしまうという意味でもあるからです。現在、歯周病を治すために大切なことは早期の発見と早期の治療だと考えられています。その理由は、歯肉炎の段階で発見できれば、歯みがきだけで治せる望みもあるからです。しかし、もし歯周炎まで悪化してしまった場合、大掛かりな治療が必要になることも考えられます。歯肉を切除したり、歯肉を剥離して歯の根元に付着した歯石をとったりするなどの治療です。最悪の場合、抜歯が必要になることもあるといいます。

こうならないためにも、歯肉炎の段階での発見と治療が不可欠だとされているのです。歯ぐきの腫れやぐらつきを感じた場合は、早めに歯科医院で診察してもらうことをおすすめします。歯を失う最悪の場合を想定すると、忙しいからと言って歯科医院に行くのをためらうこともなくなるのではないでしょうか。