歯周病に関する手術

近年、歯周病の治療に用いられる新たな技術が開発され、歯周外科の治療技術は格段に進歩しているといいます。以前は歯周病が悪化してしまうと最悪、歯を失うことがありました。現在では手術できる条件さえそろえば、ある程度歯を残すことも可能になっているそうです。

基本的に歯周病で手術が必要になるのは、歯周ポケットが深すぎるためにスケーリングなどでは歯石の除去が困難になった場合です。手術方法は歯ぐきの状況によって異なりますが、比較的多く行われるのが「フラップ手術

。麻酔をして歯ぐきを切開し、歯根面の汚れをきれいに除去した後で、歯肉を元に戻して縫い合わせます。手術にかかる時間はおおむね1時間程度で、術後1週間で抜糸します。この手術では健康保険が適用されるそうです。

この手術はあくまで進行を止めるのが目的ですが、歯周ポケットを浅くすることができますので、歯周病菌が少なくなるというメリットがあるそうです。

ほかに、腫れが引かない歯肉を除去する手術や、歯周ポケット自体を切除する手術、プラークコントロールを正しく出来るようにするための歯肉や粘膜の形を変える手術もあります。しかし、一度壊れてしまった歯周組織を、こうした手術で修復することは難しいそうです。そこで、最近「歯周組織再生療法」という治療方法が注目を集めているといいます。健康な歯周組織が再生するまでには相当な時間が必要ですが、昔はこのような治療法は存在していませんでした。この点からも、歯科手術の進歩が垣間見えます。