歯周ポケット

(歯根)と歯肉(歯ぐき)の間にできる溝のことを歯周ポケットと呼びます。健康な歯ぐきの場合、歯と歯肉が密着しているので、溝はあまりありません。一方、歯周病の場合は歯ぐきが腫れるため、歯肉が盛り上がって歯から離れてしまいます。すると、自ずと歯周ポケットの溝が深くなっていくというわけです。

歯周ポケットは歯周病予防にとっては大敵だと思われます。なぜなら、歯周病原細菌は空気を避けてポケットの中に入り込み性質があるからです。細菌がポケットに入り込むということは、炎症が歯肉の奥深くまで広がることでもあるといえるでしょう。そして、さらにポケットは深くなり、歯肉炎から歯周炎へと悪化してしまうのです。したがって、歯周ポケットの深さをみれば、歯周病の進行度がある程度わかると思います。

歯周ポケットの深さを測る器具のことを「ポケットプローブ」といいます。ポケットごとに深さは異なるため数カ所のポケットの深さを測定するのが一般的です。

歯周病で歯を失わないためには、とにかく早期に発見・治療することが重要です。したがって少しでも歯ぐきに異常を感じたら、すぐに治療に取り掛かるのが良いでしょう。歯ぐきが赤く腫れたり、歯みがきのときに出血したりする程度でも歯周病を疑ったほうが良いかもしれません。自分で気づけるかどうかわからないという人は、歯科医院で定期的に検診してもらうのも良いと思います。そうすれば、早期発見・早期治療につながる可能性が高くなるでしょう。